ラボラトリーカタログVol2 17-18(18-19)

概要

  1. コンセプト
  2. 研究施設事例
  1. 17
  2. 18

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 広々とした空間の「実験室」。向こう側まで見通せる実験台が、室内をさらに広く見せ、研究員のコミュニケーションを生みやす くしています。また、廊下側のドアをなくし、壁も一部撤去することで、より開放的にしています。  スタイリッシュなデスクと椅子、各種収納を配した「教授 室」。落ち着いた空間が、さらなる集中を生み出します。  スライドドアが全面ガラスのため、廊下からも様子がうか がえる「培養室」。 1 2 1 2 3 3 1 17 納入事例 Interview ▶プロジェクトデータ 所在地:愛知県岡崎市明大寺町字西郷中38 竣工年:2011年3月 基礎 生物学 研究所 環境生物学領域 環境光生物学研究部門
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 研究対象のサンゴを育成している水槽が印象的な「コミュニケー ションスペース」。余裕のある空間に形状の違う複数のテーブルが あり、気分やテーマに合わせて自由に選べる環境となっています。 奥の白い壁面は、ホワイトボードになっており、研究員同士が議論を 交わす場にもなります。 ザイン。棚のように向こう側も見渡せて、圧迫感のない ところが気に入っています。  また、自由に動かせるフレキシビリティにも期待して 導入しました。実験室の設計時は、研究員の陣容など が未決定でしたが、現在は予想よりも人員が増えそう で、さっそく実験台の台数やレイアウトなどを変更しよ うと思っています。  改修の際は、設備が部屋単位になっているなど、 ハード面でいろいろな制約があって大変でしたが、研 究しやすい空間を作ることができてよかったと思って います。 皆川 純 教授 環境生物学領域 環境光生物学研究部門 4 部屋は、もともと廊下に面して並んでいた3部屋の壁 を取り払って、広くオープンな空間を作り出しました。 実験室のドアもなくし、廊下に面する壁も最小限に。さ らに、実験生物などを育てる培養室は、全面ガラスの スライドドアにしました。こうすることで、室内に誰が いるかひと目でわかるうえ、廊下にも光が届いて明る くなります。  ミーティングスペースや研究員の部屋などは、リラッ クスできる雰囲気にしたかったので、明るい色の家具 類を選びました。一般的な実験室のイメージとは違い、 テーブルや椅子が使いやすくて落ち着くと、研究員に とても好評です。  また、ミーティングスペースの壁の一面をホワイト ボードにして、書くことによるコミュニケーションも促 進。現在は、全体的に予想した通りのコミュニケーショ ンが生まれ、たいへん満足しています。 デザイン性とフレキシビリティで選んだ実験台  実験台は、望んでいたオープンラボのコンセプトによ く合ったものを選びました。重厚な印象のものが多い 従来の実験台と比べ、非常にすっきりしたシンプルなデ “オープンな研究室”をコンセプトに改修  基礎生物学研究所は、もともと国立の独立した研究 所として創設され(現在は大学共同利用機関法人)、 生命とは何かと言うような、生物学上の基礎研究を行 う研究室が集まっています。私の所属する環境光生物 学研究部門は、光合成に関するさまざまな研究を行っ ています。  国立の研究機関ということもあり、私がここに移る 前は、小さな部屋がたくさんあるような、昔ながらの研 究スペースでした。小さな研究室に分かれていると、隣 の部屋に行く際、ドアを開け、廊下を通って、またドアを 開けてという導線が実験を妨げます。また、研究室にこ もってしまえば、他の部屋の研究員とのコミュニケー ションが生まれにくくなります。そこで、実験がしやす く、研究員同士がもっと気軽にコミュニケーションでき るような“オープンな研究室”をコンセプトに改修するこ とにしました。 開放感のある空間が、活発な対話を生む  改修にあたっては、研究室全体として、とにかくドア と壁を極力減らしました。特にミーティング等に使う コミュニケーションと研究しやすい環境を生み出すオープンスペース 4  コミュニケーションスペースと 教授室は、もともと3つの部屋に 仕切られていました。写真中央の 天井には、オープンな空間になる 前を想像させる、各部屋と廊下を 分けていた壁の名残があります。 5 5 18

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