パブリックカタログVol3 109-110(110-111)

概要

  1. 高等教育
  2. インタビュー(嘉悦大学様)
  1. 109
  2. 110

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アクティブラーニングで効率的な講 義を展開しています 嘉 悦 大 学 様   K A L C ( K a e t s u A c t i v e L e a r n i n g C l a s s r o o m ) 机が縦に並んでいる教室では、学生の後ろに回ってパソコンの画面を見ることがしにくいんですね。そ んな物理的な問題を解消しているのが、この教室だと思います。自分たちで考えることを誘導しやすく、 学生の自主的な行動をうながすことができる。そんなメリットがたくさんある教室だと思います。 僕はとにかく歩き回りたいので、ここはいい教室ですね。遠山先生が言われたように、ノート PC の画 面をのぞきやすいし、学生同士が見せ合いやすい。そうして情報を共有しながら、新たな創造に向かえ る場所だと思います。動くことによって、死角のできない教室とも言えるでしょう。視点の移動ができ ることでアクティブに、自由になれる。学生もアクティブですし、教員もアクティブ。自由に雑談が生 まれるのも、悪いことではないと思います。学生がわからない部分を早めにフォローアップしやすいこ とも大きいですね。ここは、嘉悦らしい半学半教の場。誰が先生になってもいいという教育の理念を、 すんなりと具現化している空間だと思います。 講義には大きく分けて、自主的に学ばせるスタイルと、知識を伝達するスタイルがあると思います。こ の教室は、演習系の授業の発展として、自分たちで考えさせることに最適です。私がここで注意してい ることは、どれだけ充実した間(ま)をつくれるかということ。こちらが一方的に話すのではなく、コミュ ニケーションができますから、試験をしなくても理解の到達度を推し量れる場所ではないかと考えてい ます。また、状況に応じて授業のストーリーを組み直すことのできる場所でもありますね。 僕と遠山先生とは、教え方のスタイルが全然違う。でも、それがすごく面白いし、それでいいと思うんです。 それにこの教室では、友達から教えてもらえるから人間関係が近くなる。オープンだし、適度に息抜き もできる。だから授業に集中することができるんですよね。 いろんな意味で、開いていることは大切ですよね。そもそも大学の原点は、90分の授業に出席するこ とではなく、教員と学生がなんとなく一緒に話したり、教え合うというアゴラやアカデミアであること だと思うんです。大学で必要なことは何かをここで考えてもらいたい…そのために、この教室で周りの 人のパソコンの画面を気楽に見ることができるのも重要なポイントでしょう。誰かと目が合うところも、 いいんですよね。 そうですね。視線が絡むのは重要なことです。それで自然に話しかけたり、助け合ったり。決して教員 がすべてを教えるべきではないんです。 教室の使い方としては机を全部はじに寄せてしまう場合もあるし、組み替えてグループの人数調整をす ることもできる。そんなフレキシブルに使えるところもいいですね。 学長補佐 情報メディアセンター長 遠山 緑生 先生 経営経済学部 専任講師 白鳥 成彦 先生 立派な教室があれば、立派な人間が育つというわけではありません。大切なのは、どうしたら先生 と学生の心が通じ合う仕組みをつくれるかということ。だから、環境づくりとは、人間づくりであり、 環境とは空間ではなくて、人間のつながりなんです。人間環境としての施設を役に立つようにつく ることが重要だと考えています。 私は、この大学を雰囲気のある楽しい場所にしたい。気軽に話し合えて、胸を張って歩ける場所に したいと思っているんです。そして、先に学んだ人が後に続く人を教えるという、半学半教を実現 する場所にしたいのです。そこでは学生同士が教え合い、学生が先生を教えるということもあるで しょう。先生が先生然としていると、大学はダメになってしまうんですよ。 アクティブラーニングの教室には、情報機器のほかに、どんどん落書きのできるボードを設けてい ます。みんなが勝手に思いついたことを書いて、でも後でそれを消せればいいんです。そして自由 に座って、自由に動いて、自由な角度から物事を見ることができる…それが KALC の特色です。 今回パートナーになってもらったオカムラは、よく勉強されているし、工夫するし、たいへんな開 発力がある。だから、いろいろと相談にのってもらいましたね。 学長  加藤 寛 先生 自由な角度から物事を見る。それが、アクティブラーニング 教員としては、多くの効果があってうれしいです 遠山 遠山 遠山 遠山 白鳥 白鳥 白鳥 ア ク テ ィ ブ ラ ー ニ ン グ R_107-112.indd 109 11.12.12 0:52:15 PM
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学 び の 場 高 等 教 育 施 設 マルチプロジェクタを導入し、教室の前後に3 面のガラススクリーンを設置。アイデ アを自由に落書きできるボードにもなっている。 分からないところがあれば、手を挙げてすぐに教員や SA/TA を呼ぶことができる。 学生の積極性を高め、効率のよい学びを実現する空間である。 もともと 1 人 1 台のマイ・ノート PC を導入するなどの下地があったのですが、加藤学長から 情報教育に力を入れなさいというお話があって、環境を整備しました。でも最初は手づくりで、 150 人ぐらい入る教室で試行錯誤していたんです。その時はグループの島の数が 14 あって、真 ん中にホワイトボードを置いたり、ペーパースクリーンを貼ったり。結局、空間が広すぎるとい うことがわかって、グループワークのしやすい小教室に、マルチプロジェクタを導入しました。ア メリカの事例なども、ずいぶん研究しましたね。アクティブラーニングという言葉は、はじめは知 らなかったんですよ。 KALC の教室は、知の創造ができ、多様な学習モードを自在に切り換えられる場所。少ない教室 数でもフレキシビリティを高めるために、机とイスはすべて可動にしました。これで楽にモードチェ ンジすることができます。そして、教員も学生もアクティブに動けるから、学生の視線が 1 点に とどまらないことが大きなポイントだと思います。集中力が継続できますし、学びに対する学生 の意識も変わる。顔つきや表情を見ていると、それがはっきりとわかりますね。 教務センター長 経営経済学部 専任講師 田尻 慎太郎 先生 試行錯誤した結果、嘉悦らしいアクティブな空間ができた 110 R_107-112.indd 110 11.12.12 0:52:18 PM

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