オカムラ カルチャー[文化・複合施設]総合カタログ Vol.7 187-188(188-189)

概要

  1. 美術館・博物館
  2. 展示スペース
  1. 187
  2. 188

このページのトップへ

このページに含まれるテキストデータ(PDFから抽出された内容)

左ページから抽出された内容
1 照明及び照明器具 展示物の照度を均一化するため、展示 ケース内の照明は、上方からの主光源と 補助光源を組み合わせます。上方の主光 源は展示物や展示方法により、ルーバー 照明とコーナー照明などからご指定いた だけます。 ※可能な限り均一な照明とし、演出・調光が 自由に調節できる調光装置を使用します。 ※光源の直接グレアや展示物の光沢面によ る正反射が避けられる位置を選びます。 ※ケースの壁に黒い縞が出ないように反射 板などで調整します。 ※ケース内への熱の侵入を防ぐため熱切ガ ラスを入れ、シールします。 メンテナンス方法も、ランプ交換時に 万一の落下を防ぐために、安全な外部メ ンテナンスをおすすめします。 2 熱切ガラス エアタイト型展示ケースには、照明の熱 対策として展示ケース内への熱の侵入を 遮り、展示ケース内の温度上昇を抑制す るために、熱切ガラス(5mm +飛散防 止フィルムまたは 3mm + 3mm 合わ せガラス)を使用します。また、照明か ら発生する熱を効率よく天井裏に逃がす ために熱抜き用の穴も設けます。 3 ガラス 展示ケースには、フロートガラスや高透 過ガラスを使用するのが一般的です。し かし、展示ケース内の展示物の色、形を より正確に見せるために、高透過ガラス をおすすめします。高透過ガラスはフ ロートガラスよりもガラス内の鉄分を多 く取り除いて、青味も抑えた透明度の高 いガラスです。さらに可視光線の全波長 帯域において可視光透過率をバランスよ く高め、色への影響も少ないのでデリ ケートな色調を求める展示物には最適と いえるでしょう。合わせ目、納まり部分 は、ハイクリアコーティングやシール材 で気密性を保持して、塵やゴミの侵入、 近年ではさらに反射も防ぎます。 ※飛散防止フィルム貼り(耐震対策) 4 ピクチャーレール 絵画や掛け軸等を吊り下げるためのアル ミ製レールとフックです。重量物を吊り 下げることが可能です。 (耐荷重 50 ∼ 70kg/ ワイヤ 1 本当た り) 5 下地材及び内装材 エアタイトタイプの下地材には、エアタ イト用ボンデ鋼板、気密性・耐候性等に 優れたエアタイトシール材を使用しま す。内装材は展示物への影響を考え、普 通合板よりもホルマリン臭の少ない低ホ ルマリン合板(F ☆☆☆☆)や調湿建材 を。また、仕上げ材にはクロスを貼り、 接着剤も壁紙用澱粉(合成樹脂澱粉)系 中性接着剤を使用。ホルマリンが含まれ ていないので施工後の無臭を維持。長期 安定性にも優れ、剥離の心配もありませ ん。 オカムラでは合板はインセクターボード を使用しています。 6 調湿剤 BOX または給排気口 エアタイト式は調湿剤を使用し、高い気 密性と調湿剤の吸・放湿効果によって設 定された適正な相対湿度を保ちます。ま た、ノンエアタイト式は、ケース内部と 展示室内の空気を同調させます。 7 ケース扉 展示物の大きさや形状、建物やレイアウ ト、見学者の動線、館職員の作業性や使 いやすさを考えて、フラットスライドド アや側面扉など、最適な搬出入口をご提 案します。さらに、緩衝材、パッキン材 の使用によりゴミや塵の侵入を防ぎ、展 示ケース内の気密性を保持。防犯上も確 実な施錠を行います。 8 下部点検扉 照明の電源や照明調光装置等を内蔵。い たずら防止として確実に施錠します。 9 展示台 単独で使用したり展示ケース内に置いて 使用する、展示品をより引き立たせるた めの演出用具。お打合わせで展示品の大 きさ、見せ方により高さや角度を考慮し て製作します。展示ケース用の材質は基 本的に展示ケースの内装仕上げ材と同様 で木製が一般的です。 ○木………展示品に影響を及ぼさない低 ホルマリン合板(F ☆☆☆☆) を使用。 よりよい展示環境をつくるた めインセクターボードの使用 をおすすめします。 ○クロス…汚れの目立たない展示ケー ス・床・壁面と同一のものが 理想的。 高透過ガラス (建築用一般板ガラス) 高透過ガラス (建築用一般板ガラス) 高透過ガラス (建築用一般板ガラス) 高透過ガラス (建築用一般板ガラス) 0.4%以下 (0.40∼0.60%) 0.5%以下 (0.50∼0.75%) 0.6%以下 (0.80∼1.20%) 0.7%以下 (1.00∼1.40%) 550nm以上 (500∼520nm) 550nm以上 (500∼520nm) 550nm以上 (500∼520nm) 550nm以上 (500∼520nm) 90%以上 (89.3%) 89%以上 (87.8%) 88%以上 (86.9%) 87%以上 (85.9%) 光学的特性 厚板 (mm) 品種 5 8 10 12 透過率 (Ra) 主波長 (PW) 色純度 (Pe) 6.8 3 検出されず 22=1 3%以下 7(許容誤差1%以内) 0.8kgf/25mm 350,000(許容誤差13%以内) JIS-A-6922に準ず JIS-A-6922に準ず JIS-A-6922に準ず JIS-A-6922に準ず JIS-A-6922に準ず JIS-A-6922に準ず JIS-A-6922に準ず BH型粘度計4rpm20℃ 参考品質(中性接着剤) 接 着 強 度 カ ビ 抵 抗 性 ホルムアルデヒド放出量 不 揮 発 分 灰 分 pH 耐 寒 性 粘 度 表示記号 F☆☆☆☆ F☆☆☆ F☆☆ F☆ 最大値平均値 0.3mg/ℓ 0.5mg/ℓ 1.5mg/ℓ 5.0mg/ℓ ホルムアルデヒド放散量基準値 0.4mg/ℓ 0.7mg/ℓ 2.1mg/ℓ 7.0mg/ℓ 基準値 187 展 示 ス ペ ー ス 熱切ガラス ガラス 下地材及び 内装材 調湿剤BOX ケース扉 下部点検扉 展示台 照明及び照明器具1 2 3 ピクチャーレール4 5 6 7 8 9 展示室 照明器具 ダクトダクト 熱上昇気流 換気 ノンエアタイト式 ケース内の空気を展示室内の空気と同調させる タイプ。照明器具の熱による上部への上昇気流を 利用します。 展示室 照明器具 熱対流 ダクト 調湿剤 エアタイト式 調湿剤によりケース内の空気が、急激に変化しな いようにしたもので、現在、重文クラスの展示用や 企画展示室に一番採用されています。(通常は、 展示品の一番平均的な湿度50∼60%が多い。) ●一般的な展示ケース 展示ケースは公開と収蔵の2つの機能を兼ね備えていなければなりません。 見学者のためには、展示物をより忠実に、見やすく、分かりやすく展示できること。 展示物のためには、防塵・防虫・防犯・採光、そして湿度・温度などの さまざまな外的要因から守り、常にその展示物にとって最上の環境で保管できること。 オカムラのミュージアム展示ケースは、建物・展示物に合わせてお選びいただける 豊富なタイプを取り揃えています。 美術館 博物館 納入事例 コンセプト 展 示 スペース 収 蔵 スペース エントランス スペース ・
右ページから抽出された内容
188 展示ケース ■ ■検査 ① 温・湿度計による温度・相対湿度測定(エアタイトケース) オカムラでは自主検査として、展示室・展示ケース内の温度・相対湿度 の測定(1週間∼2カ月)を実施します。 (1)展示室の空調が作動しない場合 展示ケース内の温度・相対湿度が、展示室の温度・相対湿度に同 調しないことを、調湿剤等は入れずに確認します。 (2)展示室の空調が作動する場合(すべての工事が終了し、通常の使 用状況と同条件)  展示ケース内の温度・相対湿度が、展示室の温度・相対湿度に影響 されずに、ほぼ一定であることを調湿剤等を入れて確認します。 ② 窒素ガス封入による漏洩検査(空気交換率) エアタイト性能を確認する方法として、オカムラでは第三者機関に委 託し、空気交換率を測定する場合があります。 ■空気交換率の試験方法 展示ケース内に窒素ガスを酸素濃度が15% 以下になるまで注入し、その後、酸素濃度を一 定の間隔で測定して片対数グラフにおいて、ほ ぼ濃度変化が直線になった範囲で空気交換率 を算出する。 数々の試験によって証明される優れた品質と確かな信頼性。オカムラの展示ケースは、皆様が安心してお使いいただけるように厳しい条件をクリアした製品だけをお届けしています。 ●実証・検査 展示ケース内 70 60 50 40 30 20 10 0 -10 -20 -30 100 90 80 70 60 50 40 30 20 10 0 0 24 48 72 69 120 144 168 192 216 240 264 288 312 336 360 384 408 432 時間 温 度 ℃ 湿 度 % 相対湿度 温度 展示室 70 60 50 40 30 20 10 0 -10 -20 -30 100 90 80 70 60 50 40 30 20 10 0 0 24 48 72 69 120 144 168 192 216 240 264 288 312 336 360 384 408 432 時間 温 度 ℃ 湿 度 % 相対湿度 温度 参考(現場測定データ) 展示ケースのセキュリティオプションとして、アブロイをご用 意しています。アブロイのハイセキュリティシリンダーはそ の不正解除に対する信頼性と耐久性により世界中の美術 館、博物館等の施設から高い評価を得ています。また、キー コントロールやバリエーション等によるシステムがお客様の 効率的な運用をサポートいたします。 ■グレモン錠 シリンダー錠により防犯します。上下のラッチ による固定で気密性が確保でき、脱着式の開 閉用ハンドルは、デザイン性も考慮したもの です。施錠されるとハンドルが動かなくなる ため、確かに施錠されたかどうかを確認でき ます。 ●セキュリティ(錠前) ※詳しくは担当者にお たずねください。 展示ケース 捕気用チューブ 窒素ガス注入チューブ 捕気口 展示用空間 (換気量測定対象空間) ファン 還気口 展示ケース内外空気温度 酸素 濃度計 データロガー (往路) (復路) P0 −P=(P0 −P1 )e-0.011857t 10 9 8 7 6 5 4 3 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 酸素濃度差P0 -P(%) 経過時間 t(hr) 図−3 酸素濃度差と時間の関係 20 19 18 17 16 15 14 13 12 11 10 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 酸素濃度P(%) 経過時間 t(hr) 図−2 酸素濃度と時間の関係 【試験結果】 空気交換率 0.28(回/24h) ※外気酸素濃度は、展示ケース外の測定値(20.9%)を用いています。 展示ケース内気流 自然対流(0.3m/s以下)但し、ファンの真上を除く 捕気口の数 3箇所 温湿度測定数 展示ケース内外各1箇所(試験環境確認用) 酸素濃度測定間隔 5分 測定時間 窒素ガス注入終了後12時間以上 初期酸素濃度 15%以下 【試験条件】 美術館 博物館 納入事例 コンセプト 展 示 スペース 収 蔵 スペース エントランス スペース 展示ケース内 展示ケース外 20 19 18 17 16 15 14 13 12 11 10 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 空気温度(℃) 経過時間 t(hr) 図−1 温度と時間の関係 ・

このページのトップへ

  • キーワード検索

    • 全て
    • 現在のカタログから
  • マイバインダー

    マイバインダーは空です。