オカムラ ラボラトリー[研究施設]総合カタログ Vol.7 67-68(68-69)

概要

  1. ソリューション
  2. 研究施設事例
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1 窓側から、デスクワークエリア、オープン実験室、個室実験室と、目的別に区分け。階高の低さを感じさせない広がりのある空間となっており、見通しがよいため安全性にも優れています。また、等間隔で実験什器などを配置したモジュール設計により、拡張性も確保しています。 豊かな保存林が広がる北側は、全面ガラスの窓に改修。開放感のある景観が、リラックス効果をもたらします。また、窓はコールドドラフトや結露を防ぐ発熱ガラスを使用しています。 元オフィスビルだったことによる低い階高の圧迫感を解消するため、配管ダクトなどを露出させた天井にしています。 天井から実験台へと通じる、不活性ガス配管や電気配線、給水、ポンプアップ排水などを、コンパクトにまとめた「ユーティリティカラム」。実験室内をすっきり見せることができる上、実験内容にフレキシブルに対応できます。 各フロアの両サイドにある「ファーストエイドステーション」。緊急シャワー、緊急通報スイッチ、緊急排気スイッチをはじめ、救急備品や消火器なども設置しています。4133242567納入事例Interview▶プロジェクトデータ所在地:東京都清瀬市下清戸4-640対象面積:3594.08㎡改修年:2011年4月株式会社大林組技術研究所材料化学実験棟写真提供:株式会社大林組
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せて実験内容も大きく変化します。そのため、特殊ガス配管や電気配線を含め、実験室のレイアウトが自在に変更できるようにしました。その際、今回採用した実験台やワゴンキャビネットなどは使い勝手がよく、棚も各自が好きな位置に付け替えられるので、作業の流れを常に効率化できます。 各フロアはブラックやグレーをベースに、1階はグリーン、2階はイエロー、3階はブルーと、フロアごとにそれぞれの研究内容からイメージしたカラーデザインで、メリハリがあり私たち研究員の間でも好評です。研究内容の異なる実験室が3フロアに 材料化学実験棟は、1階の「仕上材料実験室」、2階の「土壌・水質実験室」、3階の「化学分析実験室」という、3フロア構成になっています。私の主な研究内容は新しい建築材料の開発につながる研究と、建築材料におけるトラブルの原因究明等です。基本的には、1日の半分以上を3階の化学分析実験室で過ごしています。安全・快適とともにコミュニケーションも重視 ラボの施設づくりで、まず重視したのは研究員の安全です。施設づくりの際には、「人の安全に配慮した換気が不可欠」といった各研究員の声を吸い上げた上で、ヒュームフードや換気機能付き試薬棚、手元の局所換気装置などを導入。またニオイや音の出る実験は、オープンエリアではなく個室実験室にて対応できるようにしました。さらに、分析や機器に影響を与える温度・湿度についても、24時間管理され、作業台には気流が直接当たらないような特殊な空調が採用されています。 空間づくりのコンセプトは、研究員同士がコミュニケーションをとりながら実験を行える、開放感のあるオープンな実験室です。実際、同フロアの連携はもちろん、他のフロアの研究員とも交流が生まれています。もともと敷地内に散らばっていた実験室が集約された施設なので、とても大きなメリットです。さらに、使いやすい大きなテーブル等を採用したり、大きなガラス窓から保存林を見渡せるようにするなど、研究員にとって快適で居心地のいい空間を目指しました。フレキシビリティや色の調和にも配慮 研究テーマは通常2年ほどで変わり、それに合わ数々の工夫を重ね、オフィスビルをサスティナブルラボに改修コンバージョンの可能性を追求した設計 新本館「テクノステーション」の完成に伴い、それまで事務所ビルとして使っていた建物をラボとして改修したのが「材料化学実験棟」です。施工にスピードが求められる研究開発施設のため、またコストや廃棄物量削減による環境配慮のため、建替えではなく、あえて既存の躯体を活かしたコンバージョンという形をとりました。 しかし、オフィスビル用の建物だったことで、リニューアルにあたり制約がありました。階高は3.2mとラボとしては低く、PC鋼線を用いたアンボンドフラットスラブ床のため排水用の床開口も設けられません。そこで、天井は配管ダクトを露出させた最小の高さでの設備ルートデザインにし、排水はポンプアップで汲み上げるなど、設計上さまざまな工夫を凝らしました。 また、省CO2技術など自然環境にも配慮。既存施設の活かせる技術は残しつつ、加熱エネルギーを削減する実験排気の熱回収、外気導入量を削減する陰圧ラックや足下排気といった、多くの新技術も導入しました。研究環境を第一に考えた空間づくり 実験室は、コミュニケーションを増やし、知的生産性を向上させるため、個室実験室とデスクワークエリアを独立させたオープン実験室とし、開放感を演出しました。さらに、実験台・設備配管・ダクト・配線・照明等をモジュール化して、1ユニットを等間隔で設置するレイアウトに。さらには天井設備を自在に吊り替えられるシステムの採用により、将来の変更にもフレキシブルに対応できるようにしました。また、配管・配線等は、給排水とともにユーティリティカラムですっきり収納。縦横の通路も整理することができ、導線としての安全性も高めました。 2階と3階の北側は、腰壁付き窓から全面窓に変更。研究者の居心地に配慮した、保存林が間近に見える実験室としました。多くの方に共感いただく「魅せるラボ」 材料化学実験棟は、「魅せるラボ」として、研究施設を持つ企業や大学の関係者に見学いただいています。特に実験室の開放感や安全性が好評で、しかもコンバージョンという形で実現したことに、とても興味を持っていただいています。研究者にとっての使いやすさと安全性、魅せるラボとしてのアピールという両面で、理想的な研究施設になったと思います。転載不可高橋晃一郎主任研究員技術本部技術研究所生産技術研究部研究者の気持ちに応えた、研究しやすい空間づくりを実践568転載不可石いしぐれ榑宣之副課長設計本部設計部[一級建築士、インテリアプランナー]

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