ミュージアム[美術館・博物館]総合2019-2020 23-24(24-25)

概要

  1. 納入事例
  1. 23
  2. 24

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岩崎家による東洋の名品コレクション。より見やすく防犯性も高い高機能展示ケース 1992年に開館した「静嘉堂文庫美術館」は、三菱第2代社長岩崎彌之助・第4代社長小彌太の父子2代が収集した、国宝7点を含む東洋古美術品を所蔵する美術館です。彌之助は絵画、彫刻、書跡、漆芸、茶道具、刀剣など広い分野を、小彌太は特に中国陶磁を系統的に集めました。 2018年、所蔵する国宝・曜変天目の展示に際して独立展示ケースを新調。美しい茶碗の内部がよく見えるように照明や展示台の高さを工夫し、ガラス面の存在感を抑えながらも高い防犯性を実現する、超高透過低反射の合わせガラスを採用しています。1.行灯型ガラスケース。免震装置付きで地震時にも美術品を守る。2.上部中央の高演色LEDベース照明にはスポットライトが組み込まれ、曜変天目の美しい碗内を照らし出す。その他、上部四隅に可動式のスポットライト、下部の四隅には着脱可能なスタンド式スポットライトも備え、作品に応じた演出ができる。3.子どもや車椅子の方でも碗内を見ることができるよう、展示床面は高さ70㎝に設計。納入事例06静嘉堂文庫美術館所在地:東京都世田谷区岡本2-23-1開館:1992年(新館)建物規模:地上2階敷地面積:約1万5250m2(文庫を含む敷地全体)延床面積:約1230m2(美術館)収蔵点数:約6500点建築設計:高木建築設計事務所建築施工:大林組主なオカムラ製作什器:独立展示ケース23123
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次世代展示ケース開発プロジェクト東京国立博物館の監修による「次世代展示ケース」をオカムラが設計・製作しました。 このプロジェクトは、山形県と公益財団法人山形県産業技術振興機構が東京国立博物館の協力のもと、有機EL照明を搭載した次世代展示ケースの開発を行なったものです。 この展示ケースは、LEDよりもさらに低発熱で紫外線を放射しない新しい光源として注目されている有機ELを採用した展示ケースで、製作はすべて山形県内企業に委託され、オカムラでは設計・製作を担当しました。 完成した新しい展示ケースは山形県から東京国立博物館へ寄贈され、同館にて2016年3月に「国宝土偶縄文の女神」を展示し、特別公開されました。すべて山形県に所在する会社にて開発・製造されました。[協力会社(会社名は当時)]展示ケース設計・製作:(株)岡村製作所木工製作:(株)天童木工照明器具・電装製作:後藤電子(株)スチール躯体製作:不二工業(株)免震装置製作:THK(株)有機ELパネル製作:Lumiotec(株)、パイオニアOLEDライティングデバイス(株)[ケース製作・デザイン監修]木下史青(東京国立博物館学芸企画部企画課デザイン室長当時)オカムラでは、展示ケース用有機EL照明の研究・開発を行なっております。新規製作及び改修等に対応いたします。詳しくは担当者へお問い合わせください。次世代1 有機EL:演色薄型テレビや携帯電話のディスプレイなどで普及している有機ELは、薄型・軽量・面発光という特徴をもち、LEDよりもさらに低発熱で紫外線を放射しない次世代光源として注目されています。次世代2 有機EL:調色有機ELパネルの特性を生かした光の色味を変化させるシーン演出が可能です。(下部有機EL照明のみ)次世代3 超高透過低反射ガラスガラス面に高性能な反射防止加工することで、光の反射を限りなく抑えます。次世代4 杉材圧密加工杉は広葉樹に比べて柔らかいため、強度面で家具には向かない材です。今回はそれを改善した新技術を採用しました。杉の温もりを損なわない高品質な仕上がりです。有機ELの特長■高演色 ■パネル自体が面発光するため光が柔らかい。■光に紫外線及び赤外線を含まない。 ■照明器具が超薄型。次世代5 免震装置大切な展示物を地震から守る免震装置。展示ケース下部に配置することで、地震時における展示ケース本体の転倒も防ぎます。巾木はケース移動時のみ着脱。24

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