ミュージアム[美術館・博物館]総合2019-2020 31-32(32-33)

概要

  1. 納入事例
  1. 31
  2. 32

このページのトップへ

このページに含まれるテキストデータ(PDFから抽出された内容)

左ページから抽出された内容
鑑賞体験を大切にするための建築動線と壁面展示ケース 京都堀川通りを挟み、西本願寺の真向かいに新築されたミュージアムで、龍谷大学や各地の寺社の宝物のほか、仏教に関する資料が展示されています。1階は大部分が地階の中庭を見下ろす吹き抜けで占められ、周囲にカフェ、ショップ、多目的室を配置。上階の展示室へは、一度この中庭へ下り、回り込んでアプローチします。喧噪の大通りから徐々に落ち着いた空間へと誘う工夫でもあります。 2、3階の展示室は、フルハイトのガラス面が20m以上続く壁面展示ケースが特徴で、途切れず連続した展示が可能です。鑑賞体験を重視し、2階には仏教壁画の回廊を復元した実物大展示があります。3階のシアターでは、上映後スクリーンが上がると、窓の向こうに西本願寺境内の光景が広がるという仕掛けも施されました。1.20m以上続くフルハイトの壁面展示ケース。2、3階展示室の壁面展示ケース長さは延べ100mに及ぶ。2.仏教壁画の回廊を復元した展示。3.壁面展示ケースのLED照明は色温度を3パターンで変色、5~100%で調光可能。4.地下階の中庭はオープンスペースとして、地域の人々の憩いの場としても開放。5.超高解像度映像が体験できるミュージアムシアター(映像展示室)。納入事例10龍谷ミュージアム所在地:京都府京都市下京区堀川通正面下ル(西本願寺前)開館:2011年建物規模:地下1階・地上3階敷地面積:約1670m2延床面積:約4410m2収蔵点数:約1000点建築設計:日建設計建築施工:淺沼組展示設計・施工:丹青社主なオカムラ製作什器:壁面展示ケース・シアターホール椅子1345231
右ページから抽出された内容
31.ヴォーリズの意匠を活かした常設展示室。大学の歴史を物語る文化財やキャンパスのジオラマなどをケースに入れて展示。2.壁面展示ケースに、傾斜型覗きガラスケース、行灯型ガラスケースを組み合わせた構成。3.もと図書館閲覧室だった2階に、3室からなる展示空間が設置された。 昭和初頭のキャンパス移転に際し、ヴォーリズが図書館として設計した時計台は、長年、大学のシンボルとして親しまれてきた建物です。関西学院創立125周年を記念し、博物館として生まれ変わりました。登録有形文化財に指定されているため、大がかりな改修ができないうえ、もと閲覧室だった室内は開口部が多く、全館空調も困難。そこで、高気密の展示ケースを中心に構成し、ケース内を最適環境に保つことで、展示物の保全を図りました。展示ケースが、博物館を成立させる重要な手法となっています。納入事例11関西学院大学博物館所在地:兵庫県西宮市上ヶ原一番町1-155関西学院大学西宮上ケ原キャンパス内開館:2014年展示室床面積:約172m2収蔵点数:約2万8000点建築設計:ヴォーリズ建築事務所(1929年)改修設計・施工:竹中工務店展示設計・施工:丹青社主なオカムラ製作什器:壁面展示ケース・独立展示ケース12歴史的建造物の改修にともなう問題を展示ケースが解決32

このページのトップへ

  • キーワード検索

    • 全て
    • 現在のカタログから
  • ■カテゴリ

    • マイバインダー

      マイバインダーは空です。