Gondola ゴンドラ・ラック什器・壁面什器カタログ(2019-06) 10-11(12-13)

概要

  1. レイアウト上の安全対策
  1. 10
  2. 11

このページのトップへ

このページに含まれるテキストデータ(PDFから抽出された内容)

左ページから抽出された内容
10天井からは陳列用のネットやボーダーなどさまざまなものが吊られています。その際よく使用されるのはワイヤーですが、ワイヤーは瞬間荷重には弱く、揺れを抑えることもできません。ワイヤーには吊りボルトの併用をおすすめします。また、吊りボルトは必ずスラブへ固定します。吊りもの停電による二次被害・避難時の障害/二次被害・店内環境の悪化・避難時の障害/二次被害・周囲の人/物への被害商品や窓ガラスの破壊と飛散(防煙垂れ壁・照明器具・天井ボード・ダクトなどが破損脱落)・周囲の人/物への被害・避難時の障害/二次災害天井・天井設備の脱落・環境破壊・周囲の人/物への被害スプリンクラー配管破損、冷媒配管破損ガスもれ、配水管の破損、漏洩・周囲の人/物への被害大地震では内装や設備の脱落や落下による被害が多く見られます。電気設備の漏電やガス漏れによる火災も発生します。天井から吊り下げるボーダーやサイン、天井に固定するパーティションなどは、十分な安全性の配慮が必要です。またガラス窓や造作物は、飛散防止の対策が必要です。漏電、家事の火による火災・周囲の人/物への被害・避難時の障害/二次被害看板、サインなどの落下Point対策大震災で破壊落下が多いのが防煙垂れ壁です。ガラス製が多く震災時には事故を起こしかねない危険なものとなります。主要な避難通路と極力交差しないようなプランニングを行うとともに、耐震性を備えた防煙垂れ壁の使用をおすすめします。防煙垂れ壁停電飛散脱落火災漏洩落下災害時に重要なのは、建物内からいかに迅速に避難するかです。地震による火災から逃れるためにも、地震直後にスムーズに避難できなければなりません。救急隊員が通路を利用可能なだけのスペースを確保する必要もあります。災害時を考慮したレイアウトガラスは飛散や破片の接触による被害だけでなく避難時の大きな障害になります。特に面積の多い部分には何らかの対策が必要です。飛散防止フィルムは後から施工が可能であり、万が一破壊した場合の安全性は大きく向上します。またガラスが飛び散りませんから復旧作業も容易になります。ガラスの飛散防止スラブに固定吊りボルトボーダーワイヤー地震による建築・内装への危険店舗の耐震対策.1【レイアウト上の安全対策】お店の備えは万全ですか?地震により建物や什器、内装造作物は、人や物へ被害を与えることがあります。被害を最小限に抑える為の安全基準や対策が必要です。
右ページから抽出された内容
11●わかりやすく、回遊性が良い、避難がしやすい導線計画が必要です。■主導線と通路店舗での通路には重要な役割があります。安全で機能的な導線を確保するため、シンプルでわかりやすい通路設定が必要です。通路の役割1)買物客の購買スペースとして2)買物客が売場から売場へ移動する通路として3)商品補充時のスペースとして4)商品搬入通路として5)災害時の避難通路として●参考:火災予防条例(東京都)による売場通路の幅・壁面の主要通路は避難通路を兼ねる場合が多く、主通路部分は極力避難を阻害するような変形や出っ張りを出さないように注意してください。イラスト●什器のレイアウトや高さは、地震時、什器の転倒や商品落下による避難の障害防止を考慮して、計画してください。災害時に重要なのは、建物内からいかに迅速に避難するかです。地震直後にスムーズに避難できなければなりません。商品が落下してもその間を逃げることや、救急隊員が救助可能な通路が確保できる必要があります。避難口や避難階段への扉などを転倒や破壊によって塞がないよう注意しましょう。やむを得ず什器などを近くに設置する場合は、転倒や破壊後を想定した耐震対策の必要があります。■レイアウト上の注意点A)建物ガラス面に什器配置を行わない。やむをえず配置する場合は、ガラスの飛散防止処置をとる、什器を床固定する、商品の落下防止処置をするなどの対策をする。B)避難口となる出入り口付近に、転倒の恐れとなる背の高い什器を配置しない。C)風除室や入口周辺のショッピングカートは、地震時に移動して避難口を塞ぐ恐れが有る。避難導線への飛び出しが起きないような配置が計画必要。コイン式のショッピングカートの活用はカートの移動防止に有効。D)中央の背の高い什器は転倒の危険があるので、主通路面には配置しない。やむを得ず配置する場合は、背面の什器と固定するなど十分な転倒防止対策が必要。E)天井からの照明ボーダーやサインなどは躯体から固定する。F)キャスター付の什器や備品は地震の揺れで移動する恐れが有る。移動後には必ずキャスターをロックするか、他の什器等に固定する。通路寸法の目安DD9002D+900DD地震対策には様々な方法、レベルがあります。どの方法でどのくらいの程度で対策を施すかはお店の考え方次第です。来店したお客様の安全をお守りすることも、お店の重要な役割であると私どもは考えます。いつおこるかわからない地震だからこそ、人命の安全と店舗経営の効率化の追求が共に満足できる方法を模索し続けなければなりません。オカムラは最終決定者のユーザー様のお役に立てる様々なご提案をできるよう、レイアウトの研究、製品開発につとめております。■地震対策の意思決定主要避難通路①.地階、避難階、避難上必要があると認めて消防長が指定した階②.①以外の階補助避難通路150㎡≦A<300㎡…1.2m300㎡≦A<600㎡…1.6m←小型SM600㎡≦A<1500㎡…1.8m←SM450坪1500㎡≦A<3000㎡…2.0m←SM600坪150㎡≦A<300㎡…1.2m300㎡≦A<600㎡…1.6m600㎡≦A    …1.8m A≧600㎡→1.2m以上の補助避難通路ABCDEF■什器の配置と通路最終決定はユーザー様です。店舗規模主通路補助通路什器間レジ前1000㎡以下1600~1800㎜1200~1400㎜1200~1400㎜1800~2000㎜1000~1500㎡1800~2400㎜1400~1500㎜1400~1500㎜2000~2500㎜1500~2500㎡2400~2800㎜1500~1700㎜1500~1700㎜2500~3000㎜避難回路例レイアウト上の安全基準「店舗」は多数の人が出入りする施設として、消防法で特定防火対象物として取り扱われます。多くの人の安全を守るため災害時の安全に配慮したレイアウト計画が必要です。売場効率と安全性を両立させた什器計画が必要になってきます。ここではスーパーマーケットを事例に安全基準について説明させていただきます。

このページのトップへ

  • キーワード検索

    • 全て
    • 現在のカタログから
  • ■カテゴリ

    • マイバインダー

      マイバインダーは空です。