国産材を使う家具づくり 51-52(52-53)

概要

  1. 51
  2. 52

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51伐採直径:28-36cm樹高:20-25m伐採直径:24-30cm40年50年樹高:17-22m収穫する木材として収穫する作業を「主伐」といいます。木の生長量や、材として利用度の高い太さなどを考慮して収穫時期が定まります。木が育つ時間スギ、ヒノキなどの人工林では、植林されてから下草を刈り、枝打ちをするなど継続的に手をかけ育てられます。生長の様子を見ながら育ててゆく木を残し、木材として使いやすいように生長させます(間引きを行う間伐)。間伐した木は大きさによってチップにされたり製材されたり、積極的な利用がなされています。十分な大きさに育つと主伐として伐採され、空いた場所にまた植林されます。一つのサイクルでおおむね50年。木はこうした長い循環の中で、人の手をかけて生産されるものです。近年、戦後植林された50年モノの大径木が多く育ってきました。その利用はひとつの課題となっています。木の樹齢と、その太さ、長さ、そこからどのような製材が取れるのか、全体を俯瞰してみます。スギ、ヒノキの一般的な生産サイクル間伐材や主伐材を利用建材や家具に木を知ろう使う木を使って森の経済を活性化させます。
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52間伐直径:12-18cm植林10年20年30年直径:10cm前後植える地ごしらえをした後、木を植えます。大切なのは郷土の樹種を植えることです。土地本来の遺伝子をもった木を植えることが、地域の生態系を守ることに繋がります。育てる植林をした年からおおむね5年ほどは、「下草刈り」が欠かせません。木が生長してくると、混みすぎた森林を適正な密度に管理するための「間伐」や、無節の上質な材をつくるための「枝打ち」なども行います。樹齢構成を平準化する人工林計画人工林は「木の生長」と「人の営み」が相互に補助しあう大きなバランスのもとに成立しています。人が木を育て、木が人の暮らしを支える関係が、植林から伐採、そしてまた植林へと常に循環し続けているのです。この循環を継続するには、一定量を伐採し、一定量を植樹しながら樹齢構成を平準化することが重要です。そうすることで、人が常に人工林に手をかけ続け、森を育ててゆけるのです。人工林エリアを細区分化し、区分ごとに主伐、植林、育林を計画的に行っていく方法が注目されています。樹高:11-13m枝打ち下草刈り樹高:5-7m直径:18-24cm間伐樹高:15-18m

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