ホール・議場・スタジアム総合カタログ2020-2021 37-38(38-39)

概要

  1. 納入事例
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劇場・ホール 福岡市の先進的モデル都市アイランドシティで商業施設の中心となる「islandeye(アイランド・アイ)」。九州最大級のフードホールをはじめ、ホテルやコンベンションホールなどで構成される複合施設の中に、2020年3月に開業したのが劇場「歌劇ザ・レビューシアター」です。 「歌劇ザ・レビュー」は2013年に長崎県佐世保市のハウステンボスで結成された歌劇団で、長崎県と愛知県にある2か所の常設劇場をはじめ、国内外で公演を開いています。初めてテーマパーク外に登場したこの専用劇場は386人を収容。客席は背裏板に二次元のカーブをつけ、肘の先端は丸く仕上げ、脚部をアルミ鋳物製にするなど高級感と居住性を実現。着席時の臀部のスペースを広く取るため、脚部のパネルを省くなど工夫を施しました。トップスターとの交流スペースも用意され、歌劇団の拠点として幅広い年齢層に親しまれる場となりそうです。福岡の新名所に登場した九州が誇る歌劇団の専用劇場 1.日本古来の寺院をオマージュした外観は、花模様をアクセントに優しい素材で仕上げた。 2.386人収容の劇場内。ファンの年齢層が幅広く、威圧感を与えない親しみやすいデザインとなっている。3-4.やわらかなカーブを描く肘木はブナの無垢材。座と背のクッションは、アクリルにウールをミックスした高級感のある張り地を使用。 5.ブナ材の背もたれがやわらかな雰囲気を醸す。歌劇ザ・レビューシアター所在地:福岡県福岡市東区香椎照葉6-66竣工年:2020年設計:梓設計(デザインディレクションMOVEDESIGNInc.)施工:大和ハウス工業規模:S造/3階建 (観覧席は1Fのみ)総座席数:固定席382席 移動席4席主なオカムラ製作什器:ホールイス(80T7ZZ特注)12534写真(建屋全景)提供:針金建築写真事務所37
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劇場・ホール2三次市民ホールきりり所在地:広島県三次市三次町111番地1竣工年:2014年設計:青木淳建築設計事務所施工:鹿島建設・加藤組建築工事共同企業体延床面積:地上5階10,892m²総座席数:1,006人(1階604席 2階140席 3階262席)車椅子スペース:最大20席 主なオカムラ製作什器:ホールイス(8076VD特注)1赤い客席が彩る市民のための文化拠点31.中心地から離れた郊外の環境に調和するよう建てられた簡素なコンクリート造の外観。2.客席はボックス型のレイアウト。1,006席を3層とし、奥に広がる構成になっている。3.額縁のように切り取ったプロセニアム空間が、木や黒いパンチングメタル、赤いチェアの素材や色で空間を明確に分かつ。4-5.客席は金具まで赤で塗装。席数を使用しないときは、低く折りたたむことができる。54 広島県北部に位置し、古くから交通の要所として栄えた三次(みよし)市。「三次市民ホールきりり」は、平成の市町村大合併から10周年の記念事業として建設されました。プロポーザル方式で選定された建築家の青木淳さんは、まず川に近く、浸水の可能性のある立地条件に着目。地盤面を5m高くし、災害時には避難場所となるよう発想しました。さらに、市民が日常的に利用しやすい工夫や、日本の伝統芸能から西洋音楽のコンサートまで幅広い演目に対応できるデザインにするなど斬新な発想で設計されています。予算が限られていたことから、客席にはシンプルながら洗練されたオカムラの既製品のホールイスを選定。背裏や座面裏に積層合板を貼り、テーマカラーの赤に塗装、裏板にビスなどが見えないよう別注仕上げとなりました。細部への気づかいで、ホールイスが和洋の文化に調和したホールに華やぎを与える存在となっています。写真(建屋全景)提供:新建築社写真部38

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