ラボラトリー[研究施設]総合カタログ 2022-2023 43-44(44-45)

概要

  1. 納入事例|Interview
  2. 株式会社 ROKI ROKI Global Innovation Center
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43株式会社ROKIグローバルイノベーションセンター納入事例ROKIGlobalInnovationCenter■プロジェクトデータ所在地:静岡県浜松市天竜区二俣町二俣23962013年10月竣工1中央に吹き抜けのある開放感あふれる設計、余裕を持ったオフィス家具等のレイアウト、室内にも配された鮮やかなグリーンなどにより、エンジニアが快適に過ごせる空間に。フリーアドレスのため、その日の気分や研究内容に合わせて仕事をする場所が自由に選べる。また、天井には、ROKIの技術が宿る「ろ材」を使用。室内にいても光の変化を感じられ、リラックスできる。3ワークデスクやオフィス家具は、シックな色合いで統一。落ち着いた印象を与えている。4吹き抜けにより他のフロアも見られるため、フロア間で気軽に声をかけ合うことも可能。コミュニケーションが発生しやすい設計となっている。2ゆったりと設計されたテラス。豊かな自然環境の中に建っており、抜群の眺めを楽しみながら息抜きができる。この空間で他部署のエンジニアとのコミュニケーションが生まれる。1243
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44“業務効率のアップ”と“部署間交流の促進”が狙いROKIでは、ろ過作用を意味する「フィルトレーション」をコア技術に、自動車やオートバイ、汎用機におけるエアーやオイルなどのフィルター製品を開発・製造・販売しています。「ROKIGlobalInnovationCenter(以下、ROGIC)」には、それら主力製品の『研究開発部門』、次世代製品の開発やそれに関連した基礎研究を行う『A.T.D.』、先進加工技術を行う『A.P.E.』が属しています。ROGIC竣工前、各部署が独立して別々の場所に所在していたためエンジニア同士は最低限の交流となりがちであり、またそれぞれが効率的な業務を行えるスペースを求めておりました。それらの課題を解消するべく建設されたのが「ROGIC」です。斬新な設計とレイアウト、随所に見られる工夫により、エンジニアは研究意欲をかきたてられ、モチベーションが上がりました。諸所に多彩なコミュニケーションが生まれる仕掛けオフィスでは、フリーアドレス化を実現。これにより、他部署の情報が自然と耳に入るだけでなく、交流も活発化しました。刺激を受けたり、自分の研究に反映したりと、とても効果を実感しています。ブリーフィングポイントも各所にあり、コミュニケーションが生まれやすくなりました。一方で、集中できるスペースも確保。この選択肢の広さも、効率的な仕事につながっています。実験室はガラス張りで、今までと180度違う環境ですが、違和感はありません。逆に、このオープン感が「ひらめき」を生む際のプラスになっています。また、各部屋にはモニター付きのテーブルを設置。気軽に集まり、画面を見ながらディスカッションができるレビュースペースとして、非常に役立っています。さらに、テラスやライブラリーなどのオフスペースでも、コミュニケーションが生まれています。こうして部署の距離を縮め、基礎研究から量産開発までの流れを密な連携のもとで行える環境になりました。意匠の凝らされた、エンジニアが力を発揮できる施設に実験室づくりでは、アレンジ可能な設備の選択やヒュームフードの設置など、今後を見据えた汎用性を意識しました。実験台(リフォルマ)は棚の高さを可変できるため非常に使いやすく、今後も随時カスタマイズしていきたいと思います。また、オフィスの収納面も大きなポイントでした。資料等のペーパーレス化を進めた上で、各所に収納スペースを設置したことにより、将来の拡張スペースまで確保。さらに、収納部に製品の展示スペースを設け、それを見たエンジニアが何かを感じたり考察したりできるようにしました。今回、ラボラトリー製品やオフィス製品など設備に加え、コンセプトや働き方まで幅広くご提案いただきました。その上でディスカッションを重ねたからこそ、オリジナリティあふれる理想的な施設が具現化できたのだと思っています。(2013年取材)最新テクノロジーを駆使した施設で、次世代の独創技術を探求6まるでホテルのロビーのような、木に囲まれたミーティングスペース。打ち合わせ中もまわりが気にならず、また周囲からも中の様子が気にならないという、ROGIC内で人気のスポット。緑が研究室内にあることによる癒し効果も。5実験室は、オフィス部分との仕切りをガラス張りに。以前の事務的な実験台やテーブルが並んだ閉鎖的空間から、さまざまな意匠を凝らしたオープンな環境に変化。作業の効率化、コミュニケーションの増加などが実現されるなど、よりよい効果を生み出している。56村松広行副部長技術本部 A.T.D転載不可

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