ライブラリー[図書館]総合カタログ 2019-2020|新製品2023追加版 21-22(22-23)

概要

  1. コンセプト
  1. 21
  2. 22

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オカムラの地震対策オカムラでは1975年よりさまざまな耐震試験を行っております。地震は自然現象であり、同じ地震はありません。地震波の違いによって、建物や家具などに及ぼすダメージも全く違うため、阪神・淡路大震災、東日本大震災を含めたいくつかの地震波での試験を都度行っています。また今後起こり得る長周期地震動にも対応できるように、日本オフィス家具協会(JOIFA)や日本建築学会の基準、東京消防庁のガイドラインの想定でも安全が確保できる設計と試験を行っています。対策の有無による形状比較や躯体各部の変化・耐震金具の安全確認など、地震が及ぼす危険性を深く追求し、実験で得たデータを製品づくりに生かしています。日本オフィス家具協会(JOIFA)の基準および、日本建築学会の非構造部材の耐震基準に準拠しています。東京消防庁のガイドラインにある震度6強程度を想定した家具の地震対策も、この基準内と考えられます。ただし建物の構造や、同じ建物でも高さや場所により地震の揺れは異なります。結果と実績が証明する耐震実験オカムラの取り組み●地震発生とオカムラの耐震試験1975年初めて加振試験を行う(1940年発生/エルセントロ波他)1978年宮城県沖地震発生 1981年建築基準法改正(新耐震基準の施行)製品(標準品)の宮城県沖地震波を加えた加振試験実施1995年阪神・淡路大震災発生震度7を観測発売されている書架すべてを加振試験(兵庫県南部地震波、宮城県沖地震波他)物件特注書架の加振試験4°傾斜棚発売にあたり加振試験2011年3月東日本大震災発生マグニチュード9.0耐震特注書架加振試験に東北地方太平洋沖地震波を加える落下防止バー(感知式・手動式)の開発、発売にあたり加振試験2016年4月熊本地震発生 震度7を2度観測落下防止バー(オートリターン式)の開発、発売にあたり加振試験2018年9月北海道胆振東部地震震度7を観測●オカムラの地震対策の基準となる対応加速度水平1.0G(980gal) 鉛直0.5G(490gal)*阪神・淡路大震災の際、地表面で水平818gal 鉛直332gal(神戸海洋気象台の測定)*全ての製品に対応する基準ではありません。地震国の日本において対策は必須です。オカムラのメーカーとしての責務は、地震が起きても自社の家具で人を傷つけない、人の命を奪うようなことは絶対に許されないということです。また人に関しての安全性だけでなく、避難経路の確保、書籍資料の損傷防止、早期の復旧を可能にする製品開発を行っております。加振時の動き、変化や力学的な検証、そして試験による各部の損傷状況を分析し、安全性の向上に努めています。これは発売されている製品のみならず、各図書館向けに設計された特注書架などでも同様の加振試験を行っています。●製品開発方針❶地震時に書架や家具が転倒しないこと❷書架本体が崩れないこと❸棚板が落ちないこと❹地震時に書籍ができるだけ落ちないこと2011年3月11日の東日本大震災弊社図書館什器を製造しておりますエヌエスオカムラも石にて津波の直撃を受け、工場建屋や生産設備の大半を損失しました。2012年5月、同じく石の旧工場より約1km内陸へ移転し製造を再開させました。現在も図書館什器のほとんどをこのエヌエスオカムラにて製造しております。関連会社の株式会社エヌエスオカムラが、「平成28年度省エネ大賞」の省エネ事例部門において、経済産業大臣賞を受賞しました。受賞の大賞となったのは、同社が独自の技術で実現させた「塗装前処理方式の変更によるエネルギー原単位の大幅削減」で、先駆的かつ独創的な省エネルギー対策として評価されました。書架・移動棚を製造しているエヌエスオカムラが塗装前処理方法の改革で「省エネ大賞」経済産業大臣賞を受賞※落下防止効果は耐震試験にて確認していますが、あらゆる地震に対して機能を保証するものではありません。21コンセプトオカムラの地震対策
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床固定壁面固定地震では、家具の転倒や収納物の飛び出しなどが原因となる事故はもちろん、避難路の遮断による間接的な災害を併発することがあります。地震発生時も家具や什器の転倒を抑制する具体的な対策例として、壁面固定、床固定を標準としています。家具・什器地震対策●壁面固定●床固定地震一般知識と効果(震度、状況、想定被害、オプション効果)s震度階級体感屋内の状況対応加速度(gal)書架の転倒対策書籍の落下対策4ほとんどの人が驚く。歩いている人のほとんどが、揺れを感じる。眠っている人のほとんどが、目を覚ます。電灯などのつり下げ物は大きく揺れ、棚にある食器類は音を立てる。座りの悪い置物が、倒れることがある。40∼110程度床固定壁固定4度傾斜棚5(弱)大半の人が、恐怖を覚え、物につかまりたいと感じる。電灯などのつり下げ物は激しく揺れ、棚にある食器類、書棚の本が落ちることがある。座りの悪い置物の大半が倒れる。固定していない家具が移動することがあり、不安定なものは倒れることがある。110∼240程度床固定壁固定4度傾斜棚5(強)大半の人が、物につかまらないと歩くことが難しいなど、行動に支障を感じる。棚にある食器類や書棚の本で、落ちるものが多くなる。テレビが台から落ちることがある。固定していない家具が倒れることがある。240∼520程度床固定壁固定頭つなぎ4度傾斜棚落下防止バー6(弱)立っていることが困難になる。固定していない家具の大半が移動し、倒れるものもある。ドアが開かなくなることがある。520∼830程度床固定壁固定頭つなぎ落下防止バー6(強)立っていることができず、はわないと動くことができない。揺れにほんろうされ、動くこともできず、飛ばされることもある。固定していない家具のほとんどが移動し、倒れるものが多くなる。830∼1500程度床固定壁固定頭つなぎ落下防止バー震度階級/体感/屋内の状況/対応加速度は、気象庁震度階級解説より http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/shindo/kaisetsu.html22コンセプトオカムラの地震対策

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