ミュージアム美術館・博物館総合カタログ Vol.01 71-72(72-73)

概要

  1. 展示パネル
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展示パネル絵画・ポスター・写真等の展示は、壁の面積によって出展点数が決まります。そこに壁があったなら…。壁を任意の場所にレイアウトすることで多くの作品の展示が可能になります。オカムラでは、天井吊り・床置きの各種展示パネルを品揃えしております。ミュージアムウォールP.73VisplaayP.76折りたたみ式箱型パネルP.7571
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○パネルサイズ厚み:衝立のような厚みの薄いパネルだと壁のイメージではない。→厚く製作することは可能ですが、パネル厚みを厚くするほど製品自重が重くなり、建物にかかる加重、操作性、安全性に連動しますので、ある程度制限があります。オカムラではご要望と状況を判断し、適正サイズをご提案いたします。巾:巾寸法が小さいと、パネルを並べた際パネルの継ぎ目が多くなり、意匠的に壁には見えない。またパネル継ぎ目に掛かる面に作品を展示しにくい(意匠上及び安全面で)。→パネルの継ぎ目はどうしても避けられません。パネル巾を大きく製作することは可能ですが上記同様のことが発生するため、オカムラへご相談ください。高さ:壁に見せるためには、床から天井までできれば塞ぎたい。→床から天井まで完全にパネルで塞ぐことは、可動式の場合非常に困難です。また法規上並びに上記同様の問題もあるため、これについてもオカムラからご提案させていただきます。○操作性基本は二人一組で行ってください。パネルサイズにより製品自重が変わりますので、それに応じて増員計画を立てて安全にお取扱いください。[参考]天井吊りタイプの始動は約10㎏です。天井吊りタイプはパネル設置場所が確定後、アジャスターにて位置を固定してから、作品の展示作業を行ってください。床固定タイプはあらかじめ床にボルト埋設したところにしっかりとパネルを固定してから、作品の展示作業を開始してください。また展示した状態での、パネル操作は絶対に行わないでください。○パネル素材構造体:スチール鋼材下地:合板仕上げ:布クロスまたはガラスクロス展示パネルに作品を展示する際、一般的に専用備品を使用しますが、表面材にピンを打つことも多く見受けられます。ピン打ちを前提とした場合、表面下地材は木質系の素材が適合し、特に反り等も少ない合板を使用します。オカムラでは出荷前の枯らし管理と防虫対策を施した「インセクターボード」を推奨しています。○メンテナンスパネル表面に作品を展示する際、ピン固定を多く行います。作品撤去後そのピンの跡が残ってしまいます。数年経過すると、パテ・塗装等の補修跡が非常に目立つようになった場合は、表面クロスの張り替えをお奨めします。○動線展示パネルで鑑賞者の動線を確保します。展覧会の内容にもよりますが、通路幅は鑑賞者がぶつからないような十分なスペースが理想です。[参考]作品を観覧する適正距離は、「作品の対角サイズ×2」で目線がFLから1.5mの高さが良いとされています。展示機能保  存展  示収蔵庫展示常設展示随時展示収蔵替展示固定展示固定展示企画展示一般展示収蔵替展示移動展示巡回展示自主企画展示公募展示多目的展示参考文献:寺井徹・岡野真文献より平常展示特別展示参考文献:建築設計資料集4より27°1.5m10m4m830mm最適掲示面=3530mm最大掲示面=5600mm展示物の見やすい高さ参考文献:建築設計資料集4よりパネルの操作展示物は必ず外し、ストッパーを解除の上、2名以上で歩く速度以下で移動してください。パネル始動力は10kgf以下(パネル重量500kg)です。固定方法ドライバーなどをストッパーの穴に挿入して、回転させて固定します。天井吊り・床固定タイプでは、「展示パネル=壁」という考えから、パネルの厚みと巾及び高さサイズが重要なポイントになる場合があります。72展示|展示パネル

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