ミュージアム美術館・博物館総合カタログ Vol.01 13-14(14-15)

概要

  1. オペレーション技術
  1. 13
  2. 14

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メンテナンス移動性能扉開閉方法収蔵管理照度・色温度調整展示作業演出の可能性を広げるオペレーション技術収蔵品、展示品を扱うミュージアムでは、モノのオペレーションは最も基本的な業務のひとつです。搬入、検査、保管、収蔵、移動、展示、演出などを通じモノが扱われますが、もちろんただの物品ではありません。高度な情報や文化的価値が付帯した唯一無二のものです。そうした「モノ」+「情報」を安全に効率よくコントロールできることはミュージアムの基本機能として求められています。13
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拡張するミュージアム複合・多機能化するミュージアム旧来の白くて四角い箱としてのミュージアムは、展示空間を周囲から隔離し純粋な鑑賞を求めて、作品へのあらゆる干渉を排除する傾向にありました。しかし現在は、より周辺環境や社会との距離を縮めようとするテーマが増え、積極的に共用スペースや屋外へ拡張する展示空間が少なくありません。ミュージアムは社会性を取り戻そうとしているのです。情報伝達やコミュニケーションを目的としたミュージアムも出現していて、ビジネス空間、教育空間にも拡張しつつあります。特に公共のミュージアムでは、収蔵・展示・調査研究の基本機能を越えた役割が期待されるようになりました。たとえばイベントスペース、レクチャールームなどの市民活動を支援する機能、そして集会スペースや市民の居場所となるコミュニティの場を形成する機能などが増えています。また、劇場や図書館などと一体化して、大きな複合文化施設を形成することで相乗効果を発揮し、利用率の向上、地域活性化、コミュニティの再構築の核とする施設も登場するようになりました。TenThousandYearsofRecordedInformation(富士ゼロックスR&Dスクエア)ウィンド・パワー・ギャラリー「GATE」14

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