ライブラリー[図書館]総合カタログVol.01 15-16(16-17)

概要

  1. コンセプト
  2. オカムラの地震対策
  1. 15
  2. 16

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オカムラの地震対策オカムラは1975年以降、様々な耐震試験を行ってきました。地震波の違いによって、建物や家具などに及ぼすダメージが異なるため、いくつかの種類の地震波による試験を行っています。また、今後起こり得る長周期地震動にも対応できるよう、日本オフィス家具協会(JOIFA)や日本建築学会の基準、東京消防庁のガイドラインの想定でも安全が確保できる設計と試験も実施し、これらのデータを製品開発に生かしています。日本オフィス家具協会(JOIFA)の基準および、日本建築学会の非構造部材の耐震基準に準拠しています。東京消防庁のガイドラインにある震度6強程度を想定した家具の地震対策も、この基準内と考えられます。ただし建物の構造や、同じ建物でも高さや場所により地震の揺れは異なります。結果と実績が証明する耐震試験オカムラの取り組みと東日本大震災地震一般知識と効果(震度、状況、想定被害、オプション効果)s震度階級体感屋内の状況対応加速度 (gal)書架の転倒対策書籍の落下対策4 ほとんどの⼈が驚く。歩いている⼈のほとんどが、揺れを感じる。眠っている⼈のほとんどが、目を覚ます。電灯などのつり下げ物は⼤きく揺れ、棚にある食器類は音を立てる。座りの悪い置物が、倒れることがある。40~110程度床固定壁固定4度傾斜棚5(弱) ⼤半の人が、恐怖を覚え、物につかまりたいと感じる。電灯などのつり下げ物は激しく揺れ、棚にある⾷器類、書棚の本が落ちることがある。座りの悪い置物の⼤半が倒れる。固定していない家具が移動することがあり、不安定なものは倒れることがある。110~240程度床固定壁固定4度傾斜棚5(強) ⼤半の⼈が、物につかまらないと歩くことが難しいなど、行動に⽀障を感じる。棚にある⾷器類や書棚の本で、落ちるものが多くなる。テレビが台から落ちることがある。固定していない家具が倒れることがある。240~520程度床固定壁固定頭つなぎ4度傾斜棚落下防止バー6(弱) ⽴っていることが困難になる。固定していない家具の大半が移動し、倒れるものもある。ドアが開かなくなることがある。520~830程度床固定壁固定頭つなぎ落下防⽌バー6(強) ⽴っていることができず、はわないと動くことができない。揺れにほんろうされ、動くこともできず、⾶ばされることもある。固定していない家具のほとんどが移動し、倒れるものが多くなる。830~1500程度床固定壁固定頭つなぎ落下防⽌バー震度階級/体感/屋内の状況/対応加速度は、気象庁震度階級解説より http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/shindo/kaisetsu.html● オカムラの地震対策の基準となる対応加速度水平1.0G(980gal) 鉛直0.5G(490gal)*阪神・淡路大震災の際、地表面で水平818gal 鉛直332gal(神戸海洋気象台の測定)*全ての製品に対応する基準ではありません。地震の多い日本において、地震対策は必ず必要な要素です。オカムラはライブラリー関連の製品開発方針として、以下の内容を掲げています。・書架や家具が転倒しないこと・書架本体が崩れないこと・棚板が落ちないこと・地震時に書籍ができるだけおちないこと他にも、避難経路の確保、書籍資料の損傷防止、早期復旧などを大切にしています。加振時の動き、変化や力学的な検証、そして試験による各部の損傷状況を分析し、安全性の向上に努めています。2011年3月11日東日本大震災の津波によって、図書館什器を製造するエヌエスオカムラ(釜石)は工場建屋や生産設備の大半を損失しました。2012年5月旧工場から1km内陸へ移転し製造を再開。現在も釜石で引き続き、図書館什器の多くを製造しています。※落下防止効果は耐震試験にて確認していますが、あらゆる地震に対して機能を保証するもの ではありません。15コンセプトオカムラの地震対策
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地震発生時の家具や什器の転倒を抑える対策例として、壁面固定、床固定を標準としています。書籍の落下を防止するオプションや転倒防止をサポートする3ジャンルのオプションを品揃えしています。家具・什器地震対策書籍の落下防⽌● 壁面固定● 床固定4度傾斜棚頭つなぎ材棚板を4度傾斜させることで、背表紙の視認性向上と落下防止を実現します。書架の上部を連結することで揺れの耐性を高める頭つなぎ材です。加振試験結果から、床固定のみよりも奥行方向の揺れを抑制する効果があることが実証されました。4度地震時の揺れに対して書籍の落下防止に効果があります。(特注対応)●モービルラック●リブロスS●ライブライン※落下防止効果は耐震試験にて確認していますが、あらゆる地震に対して機能を保証するものではありません。参考:リブロスS P51リブロスW P65落下防止バー書籍の落下を防止するのに効果的なオプションです。*書籍が落下した際に人への被害が懸念される1900H以上の書架の上2段に取り付けることを推奨します。手動式落下防止バー感知式落下防止バーオートリターン落下防止バー本の取り出し頻度低高中落下防止の確実性◎○◎書籍の取り出しやすさ○◎◎バーの動作方向下→上上→下下→上常にバーが書籍の前にあるタイプ。ワンタッチ操作で簡単に解除できます。震度5程度の地震を感知し、バーが下りて書籍落下を防止するタイプ。棚板の有効寸法を邪魔しないスリムデザインです。常にバーが書籍の前にあるタイプ。自動でバーは元の位置に戻り、戻し忘れを防ぎます。床固定壁面固定①バーを斜め上に押し上げます。②バーが外れて、棚板と同じ高さに回転します。地震が発生すると書籍が前に⾶び出してきますが、落下防止バーが弧を描いて上から降りてくるので、⾶び出た書籍をかわしてバーが下りてきます。耐震試験を通して、書籍が倒れにくく落ちにくい⾼さにバーの位置を設定しました。バーを降ろして書籍を取り出した後、バーは自動で元の位置に戻ります。従来の固定式の書籍落下防止機能はそのまま、簡単な操作性で書籍の出し入れができます。※落下防止効果は耐震試験にて確認していますが、あらゆる地震に対して機能を保証するものではありません。※リブロスW・Gは対応しません。16コンセプトオカムラの地震対策

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