ラボラトリー[研究施設]総合カタログVol.01 47-48(48-49)

概要

  1. CASE STUDY 納入事例
  1. 47
  2. 48

このページのトップへ

このページに含まれるテキストデータ(PDFから抽出された内容)

左ページから抽出された内容
47若林芳典公益財団法人山口県予防保健協会専務理事2018年5月新食品環境検査センターを運用開始。厚生労働省登録検査機関、国際規格ISO17025のダブルライセンスを持つ検査機関として、信頼性の高い検査結果を提供している。ラボ、それはお客様とオカムラがひとつになってつくり上げていく共創の空間。その完成までのストーリーを、実際に関わったお2人の対談でご紹介します。CUSTOMER計画のはじまりとその経過小松:新しい食品環境検査センターは、2018年5月に運用を開始したわけですが、当初はどのように計画を進められましたか。若林:2009年くらいから新築、移転の話があり、土地を取得したのが2016年4月、着工したのがその約1年後になります。その間、以前の施設の課題整理からはじめて、日本中様々な検査センターの視察などもさせていただきながら、新施設をどのようなものにするのか固めていきました。小松:問題なく進んでいったということですね。若林:いえ、そうではないです。正直言って、どう進めていいのか分からないという状況でした。コンサルティングやコーディネートをしていただけるパートナーが必要だと思いましたが、どういったところにお願いすればいいのかも分かりませんでした。小松:お気持ちは、分かります。こういう施設を、何度も建てる人は、そういませんから当然です。それで我々が参加することになったわけですが、確か、まずは既存の施設を見させていただきたいというお話をしたと思います。若林:そうですね。小松:お話をお聞きすることは、もちろん必要ですが、まず見せていただくことを大切にしています。そうすると、課題も見えてきますし、我々の経験値の中で、よそではこうやっているとか、もっと進んだやり方があるとか、そういうことが分かり、皆様が考えている以上のものをご提案できると思っているからです。若林:今のお話を聞くと、改めて納得できるところがありますね。これまでの課題を改善した新施設を建てたいという思いはあるのですが、正しい方向性なのか迷いもありました。今の時代ならではの施設や設備、様々な方向性を新しい発想で考えていただけたことは助かりました。理想のラボ空間を実現するプロジェクトマネジメントCUSTOMERCOORDINATOR対談CROSSTALK転載不可
右ページから抽出された内容
48小松健司株式会社オカムララボラトリー推進部次長ラボラトリーのコンサルティングから、プロジェクトマネジメントまでを担当。これまでに日本全国の研究施設、検査施設、工場施設等の建設に多数、関わっている。COORDINATOR新施設のための密なやり取り小松:我々が参加したのが、ちょうど設計事務所が決まる頃だったと思います。そこから着工までの約9ヵ月ほど、密なやり取りをさせていただき、設計事務所とも話し合いながら詰めていったわけです。参加する時期というのは、実はお客様によって様々で、もっと早い段階から加わって、内部資料のお手伝いや社内会議に参加することもあります。こちらのお仕事では、色々なご提案をさせていただくために適切な時期のスタートだったと思います。もっと遅いと、こういう設備を入れたいとご相談を受けても、もう無理ということもありますから。若林:そうですね、確かに、この9ヵ月というのは短過ぎず長過ぎずでした。何より最初にどういう工程、どのくらいの期間をかけるのかを説明していただけましたし、だいたいその通りに進み、安心しておまかせできました。小松:やり取りをさせていただいた中で、特に印象的だったことはありますか。若林:局所排気用空調の件ですね。私たちが希望したやり方だと、コストがかかりすぎると設計事務所に言われたときに、こんなやり方もあると解決策を提案していただけて、あれは良かったなと思っています。小松:ありがとうございます。若林:さらに、検査室内の機器から出る熱や音の対策や、地震対策についても薬品が飛び出さない棚、避難経路の確保まで、本当に細かく対応していただき職員からの評判がとてもいいです。私が感じたのは、こちらが気づかないようなところも、こだわってつくっていただけたということです。そういう姿勢はとても信頼できましたね。しかも、コストのこともしっかりと考えてくださって、ここは必要だから絶対にやるべきだ、ここまではしなくてもいいという線引きを、とても明快にしていただけたのは、本当に助かりました。小松:いい施設をつくりたいという思いは常に持って取り組んでいますが、我々としては逆に、お客様に勉強させていただくことがたくさんあってありがたいと思っています。例えば検査室にもパソコン作業の場所が欲しいと現場の方々からの声があり、サテライトオフィスを設けたのですが、そういうことも新鮮な体験でした。施設の専門家ではありますが、実際に運用しているわけではないので、お話をお聞きしている中で発見がたくさんあります。完成後も続いていく関係若林:機器も含めた検査センター全ての移設もお願いしたのですが、まったく遅れずに、計画通りにできたのは驚きました。小松:移設はとても大切で、そこまでがひとつの仕事だと思っています。その後すぐ稼働ですから、業務を止める期間をミニマムにするために、ゴールデンウィークをターゲットにして行いました。また、移設はこれまでのやり方を変えるチャンスですから、なるべく余分なものを持っていかないようにというお話をさせていただいています。新施設の環境を守っていくにはとても重要なことです。若林:そうですね。使っていくのは私たちですが、使われ方まで考えていただけるのはうれしいことです。おかげさまで、働きやすい環境は現在も続いています。小松:建物とか、家具もそうですが、つくったらそれで終わりではなく、1年後も、5年後も、どうなっているのかつくり手は見たいと思うものです。実際に、完成後も何度かご挨拶に伺っていますし、来るのはいつでも楽しみです。むしろこれから、お客様の色々なご相談に乗らせていただくのが大事だと思っています。ですから、何かあればいつでも呼んでください。若林:ありがとうございます。やはり、こういうプロジェクトを進めていく上で、重要だったのは信頼関係をしっかりと築けたということだと思います。もちろん、信頼関係がすぐにできるわけではないので、ひとつひとつ誠実に対応していただけたという証拠ではないでしょうか。小松:こちらこそ、お客様の協力なしにはできない仕事ですから、職員の方々をはじめ、設計事務所、建設会社、弊社スタッフ、皆様のご協力に改めてお礼を申し上げます。本日は、ありがとうございました。(2019年取材)転載不可

このページのトップへ

  • キーワード検索

    • 全て
    • 現在のカタログから
  • ■カテゴリ

    • マイバインダー

      マイバインダーは空です。