国産材を使う家具づくり 17-18(18-19)

概要

  1. 17
  2. 18

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17納入事例愛知県みよし市おかよし交流センター納入事例01友好の象徴としてサロンに設えられた木曽ヒノキをふんだんに使った家具。愛知県のほぼ中央に位置する、みよし市。名古屋市と豊田市のベッドタウンとして近年住宅開発が進み、人口が増加しています。その住宅街の一角に2019年8月、地域交流の新拠点となる「おかよし交流センター」がオープンしました。2階建ての建物には、講演会や発表会を開催できる300人収容のホールをはじめ、和室や会議室、調理室のほか、バンドやダンスの練習にも対応する防音室を備え、大人から子ども、学生、高齢者など、幅広い世代が日常的に集います。 南側に開いた建物内部は、木質系素材が随所にあしらわれた、明るくあたたかみのあるインテリアです。なかでも目を引くのが、1階エントランス脇の交流サロン。講演会の待ち時間におしゃべりをしたり、中高生が放課後に友達と勉強したり——最もゆったりとくつろげる空間に並んでいるのは、長野県木曽町産の銘木「木曽ヒノキ」をふんだんに利用したロビー家具です。みよし市発展の礎となった愛知用水は木曽川水系の上流部を水源とするため、木曽町との長年にわたる交流の象徴として、木曽町産木材を使ってソファやイス、テーブルなどをつくり、サロンに据えられました。いずれもオリジナルデザインの特注品で、イスの脚には無垢材、テーブルの天板やソファの背板には幅矧ぎ材を使い、じっくりと時間をかけて成長する木曽ヒノキの木目模様を引き立たせています。シンプルで親しみやすいデザインに加え、オカムラ独自の反り止め金具や、傷を付きにくくする高硬度塗装などの技術を用いて、パブリック空間で求められる耐久性・安全性にも配慮しました。
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18テーブルやソファに利用した幅矧ぎ材は、「相互矧(そうごはぎ)加工」によって材同士の接合をより強固にしている。また正方形テーブルは天板の反りを抑えるため、裏面に2本、材を横断する反り止め金具を固定。1階エントランス脇の交流サロン。みよし市の友好都市である木曽町の木材を使ったロビー家具が、人々を迎える。キューブ型のスツール。ソファ、イス、スツールの座面には、それぞれ落ち着いた色味の3色を配し、サロンに彩りを添えている。おかよし交流センター所在地:愛知県みよし市ひばりヶ丘2-1-1 オープン:2019年8月建築設計:松浦建築事務所 建築施工:山旺建設豊明支店オカムラ国産木材利用家具:特注ロビー家具(ソファ、ローテーブル、イス、テーブル、スツール)

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