国産材を使う家具づくり 19-20(20-21)

概要

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19「国内産業の発展×働き方改革」を促進するフリーアドレス席の幅矧ぎ材デスク。四ツ谷駅より徒歩5分、大学キャンパス内のビルに入居したことでも話題になった、「あおぞら銀行」の本店です。最大の目的であった震災時の業務継続体制(BCP)の強化に加え、フリーアドレス制など新しいワークスタイルの導入や、ペーパーレス化の推進などによる働き方改革を目指した、一大移転プロジェクトでした。 17階建てのビルの1階には同行の店舗と受付を構え、7~16階に本店オフィス機能が入居。都心でありながら、高層階の窓から皇居や赤坂御用地などの自然豊かな周辺環境を望む店内は、「AOZORAMUSEUM」をコンセプトに、空や緑など、自然をイメージするインテリアデザインで仕上げられました。例えば10層からなるオフィスを1本の木にたとえ、各フロアにテーマカラーを設定。青空のもとで成長し、次世代に紡いでいくという壮大なストーリーのもと、各テーマカラーをインテリアに取り込んでいます。さらに、「日本各地を元気にしたい」という同行の想いから、国産材を積極的に使用。全体の約4割を占めるフリーアドレス席に採用されたのが、天然木の間伐材を用いた「HAGI」シリーズのデスクです。様々なサイズ・形状の板材をつくれる特長を活かし、正方形、ブーメラン型、カウンター席などを配置。広々としたワークプレイスに変化をつける、オフィスデザインのアクセントにもなっています。15階に並ぶ応接室は、日本各地の木材でつくられた家具と、伝統工芸職人の手による青色のアートワークで彩られ、個性的な空間が出迎えます。東京都千代田区あおぞら銀行本店納入事例0240mm幅の角材を組み合わせ、必要に応じた幅の板材をつくれるため、曲がった材や端材も無駄なく利用できる。各ワフリーアドレス席に「HAGI」シリーズの鹿児島県産飫肥(オビ)スギの間伐材を使用したデスクを採用。
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20あおぞら銀行本店所在地:東京都千代田区麹町6-1-1 移転オープン:2017年5月建築設計/建築施工(ソフィアタワー):日建設計/大成建設インテリアデザイン・施工(オフィスエリア):オカムラ オカムラ国産木材利用家具:HAGI(デスク)各フロアにテーマカラーを設定(7階から順に、地盤、根幹、若葉、成長、開花、彩り、成熟、結実、空、宙)。ワークプレイス内に配された吸音パネルなどに、テーマカラーがあしらわれている(写真は「開花」がテーマカラーの11階)。窓際のカウンター席。席を移動するだけでガラリと景色が変わり、気分に応じて居場所を選択できる。

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