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11木から木材に4|12ヶ月1|2ヶ月特注品伐採からはじめる場合製材(だら挽き・大割り)天然乾燥製材(小割り)人工乾燥・事前乾燥(建材レベル)家具用材1次乾燥養生丸太を購入する場合製材した板がある場合カタログ製品(山・製材所)現地調査(行政・森林組合)伐採計画伐採樹木選定伐 採出 材[伐採]@山林木は計画的に伐採され決まった時期に原木市場へ出材されます。製材するための原木はこの市場から調達するのが一般的ですが、市場に無い場合、あるいは特定の木を採取したい場合には個別に伐採します。個別の伐採にも計画が必須。森林所有者から立木を買い取って伐採しますが、森林管理を行っている森林組合、製材所、行政などが現地調査を行い、伐採計画を立てます。伐採時期は樹木の水分が少ない冬場が適していることから、1年先まで見越した計画になることもあります。伐採後、規格サイズに玉切りして搬出します。山からの搬出は大きな仕事で、林道を造成する必要がある場合もあります。[製材]@製材所製材所で原木を材に切り出します。一般的には皮剥ぎ、製材(鋸挽き)、乾燥、仕上げ・検品という工程がとられます。自動皮剥ぎ機で樹皮が剥がれた丸太は、使用しない周辺部を一部太鼓状に割落し(だら挽き・大割り)、桟積みして屋外で天然乾燥させ下ごしらえをします。その上で使用するサイズに製材(帯鋸で小割りに挽く)し、乾燥機へ入れて加熱し人工乾燥させます。生木では50〜200%ある含水率を15%程度まで引き下げます。家具用材向け人工乾燥皮剥ぎ製材乾燥(P9参照)伐採幅はば矧はぎ材のテーブルで見る木が家具になまで
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12生きた木が、家具になるまでにはさまざまなプロセスを経ていきます。丸太を挽いて、角材、板材にする製材。乾燥、幅矧ぎ、集成をして家具用材に加工する木材加工。その家具用材を加工し、仕上げ、組立ててゆく家具加工。ここでは、オカムラ・日本の木プロジェクトで多く使われる、幅矧ぎ加工の天板が使われているテーブルを例に、その全体の流れを俯瞰します。木材から家具用材に家具用材から家具に2|3ヶ月2|3ヶ月反り止め金具 オカムラの反り止め家具用材2次乾燥養生部材検査板取り木材加工部材組立て下地処理下塗り中塗り上塗り完成品組立完成品検査施工・納品正寸カット(モルダー)板材製作|幅矧ぎ(接着・プレス)[家具製作]@オカムラ家具工場家具用に整えられた板材を、部品形状に切り出す板取りを行い、切削加工などを施していきます。幅矧ぎの天板には、反りをコントロールする金具を取付けます。部材を組立てて部品の形が完成した後に、高硬度塗装を施します。塗膜が定着するよう、パテなどで埋めて平滑にするよう下地処理を行い、下塗り、中塗り、上塗りを重ねていきます。1つの塗りの後には乾燥、研磨の工程を挟みながら進行。できあがった部品を組立てて製品が完成です。検査の後に出荷されます。[家具用材製作]@オカムラ家具工場製材された木材を、家具用材に加工します。製材された木材は、建材では15%程度の含水率の材でも使用されますが、ここではさらに6〜8%程度まで乾燥させ、精密で狂いのない家具加工を可能にします。乾燥は2度行い、その後部材として正確な寸法にカットします。天板などの広い面材は、幅矧ぎなどの加工を行い、家具用の素材として仕上げていきます。オカムラの乾燥技術塗装 オカムラの高硬度塗装反り止め加工(P10参照)高硬度塗装(P9参照)
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