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空気を構成する微粒子の振動によって起こる圧力変化の波動です。人間が通常聞き取れる音の周波数範囲は、20Hzから15000Hz程度とされています。一般に人の声の周波数は、125~4KHzで、500~1000Hzが中心周波数となります。スライディングウォールの遮音性能は、本体性能以外に建築構造、レイアウト、周辺遮音工事などの要素により、個々に異なる結果が得られます。実際の建築物に導入される場合には、スライディングウォールの基本性能・音響透過損失を最大限に発揮させるには、天井裏遮音壁など設置箇所の周囲に本体性能に適合した遮音対策が欠かせません。下記の要因を参考の上、設計を進められることをお勧め致します。JISA1416:2000「実験室における建築部材の空気音遮断性能の測定方法」による測定値で、測定条件によりスライディング・ウォールのパネル単体または通常施工状態の遮音性能を表します。JISA1417:2000「建築物の空気音遮断性能の測定方法」による測定値で、各種建物内の2室間及び廊下と室間などの空気音に対する遮音性能を表します。[音とは][遮音設計の要点][音響透過損失と室間音圧レベル差]音響透過損失室間音圧レベル差遮音性能■音とは空気を構成する微粒子の振動によって起こる圧力変化の波動です。人間が通常聞き取れる音の周波数範囲は、20Hzから15000Hz程度とされています。一般に人の声の周波数は、125∼4KHzで、50∼1000Hzが中心周波数となります。■音失と室間音圧レベル差音響透過損失JISA1416:2000「実験室における建築部材の空気音遮断性能の測定方法」よる測定値で、測定条件によりスライディング・ウォールのパネル単体または通常施工状態の遮音性能を表します。室間音圧レベル差JISA1417:2000「建築物の空気音遮断性能の測定方法」による測定値で、各種建物内の2室間及び廊下と室間などの空気音に対する遮音性能を表します。■遮音設計の要点スライディングウォールの遮音性能は、本体性能以外に建築構造、レイアウト、周辺遮音工事などの要素により、個々に異なる結果が得られます。実際の建築物に導入される場合には、スライディングウォールの基本性能・音響透過損失を最大限に発揮させるには、天井裏遮音壁など設置箇所の周囲に本体性能に適合した遮音対策が欠かせません。下記の要因を参考の上、設計を進められることをお勧め致します。電力増幅器雑音発生器音源装置オクターブ分析器指示騒音計受音装置マイクロホンマイクロホン(音源室)(受音室)スピーカー電力増幅器雑音発生器音源装置オクターブ分析器指示騒音計受音装置マイクロホンマイクロホン(音源室)残響室(受音室)スピーカー側路伝播の音窓の外からの漏れドアからの音漏れ廊下を通しての漏れ床下からの漏れダクトからの漏れ天井裏からの漏れ防音ドア壁面裏遮音壁気密サッシなど壁面裏遮音壁遮音壁ダクト・レールの貫通は避ける電力増幅器雑音発生器音源装置オクターブ分析器指示騒音計受音装置マイクロホンマイクロホン(音源室)(受音室)スピーカー電力増幅器雑音発生器音源装置オクターブ分析器指示騒音計受音装置マイクロホンマイクロホン(音源室)残響室(受音室)スピーカー側路伝播の音窓の外からの漏れドアからの音漏れ廊下を通しての漏れ床下からの漏れダクトからの漏れ天井裏からの漏れ防音ドア壁面裏遮音壁気密サッシなど壁面裏遮音壁遮音壁ダクト・レールの貫通は避ける387スライディングウォール
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スライディングウォール技術資料室間平均音圧レベル差に関する遮音等級で、各周波数帯域で2dBを加えた数値が基準線を上回ったときの等級をいいます。遮音性能・室間音圧レベル差に影響を与える要因には、以下の項目が挙げられます。実施例:フェローウォール100 1重、2重[遮音等級]JISA1419:建築物及び建築部材の空気音遮断性能の等級曲線主要因対策等●スライディングウォール本体パネルの構成(TEパネルの数、表面仕上げ)TEパネルはなるべく少なく、できれば格納庫内設置が有利となる。表装はクロス等の吸音性のあるものが有利となる。●スライディングウォール周辺の仕上げ天井裏、壁面材裏には遮音壁(P.382参照)を必ず設置する。天井、壁の素材は吸音性の高いものを採用する。じゅうたん、カーペットによる吸音性の向上を図る。仕切ライン直交のレール配置を避ける。(4~5dB/500Hz以上低下する場合がある。)●スライディングウォール以外の部分からの音の伝播・壁や壁の仕上げ裏を伝わる音・天井裏を伝わる音・床を伝わる音・扉や窓ガラスを通り、廊下や外部を経由して伝わる音・空調ダクト類を経由して伝わる音壁の吸音性の向上、壁裏の遮音壁を設置する。音の回り込み防止のため遮音壁(P.382参照)を設置する。スキマのコーキング処理を行う。二重床の場合は、床下に遮音壁を設置する。扉は防音性の高いもの、セミエアタイト仕様などを採用する。遮音対象2室貫通は極力避ける。(4~5dB/500Hz以上低下する場合がある。)吸音ダクト等を活用する。高遮音パネルを要求される場合の対応フェローウォール100の場合、1重使用の場合40∼46dB(500Hz)程度となりますが、2重使用の場合、50∼60dB(500Hz)、遮音等級でDr-40∼50の性能又、ダイナウォールでもフェローウォール100の2重と同等の性能が期待できます。※納入物件の実測値の平均を示しています。個別の物件では部屋の条件 によって数値は多少異なる場合があります。〈参考〉室間音圧レベル差に関する適用等級建築物の遮音性能率と設計指針(第2版)(日本建築学会編)※室内暗騒音を30dBA程度と想定したもので、オフィス等(暗騒音40dBA程度)の場合には、2ランク程アップした感覚となります。例:フェローウォール100 1重、2重中心周波数(Hz)フェローウォール100の音響透過損失(通常施工)706050403020100125250500100020004000室間平均音圧(dB)レベル差Dr-55Dr-50Dr-45Dr-40Dr-35Dr-30Dr-55Dr-50Dr-45Dr-40Dr-35Dr-30テレビ、ラジオ、会話等の一般の発生音(音源から1mで75dBA前後を想定)通常では聞こえないほとんど聞こえないかすかに聞こえる小さく聞こえるかなり聞こえる話の内容がわかるピアノ、ステレオ等の大きい音(音源から1mで90dBA前後を想定)かすかに聞こえる小さく聞こえるかなり聞こえる曲がはっきりわかるよく聞こえる大変よく聞こえるホテル事務所学校病院集合住宅特級Dr-55Dr-50Dr-45Dr-50Dr-551級Dr-50Dr-45Dr-40Dr-45Dr-502級Dr-45Dr-40Dr-35Dr-40Dr-453級Dr-40Dr-35Dr-30Dr-35Dr-40業務上プライバシーを要求される部屋普通教室病院(個室)居室客室間界壁室間仕切壁テナント間界壁室間仕切壁室間仕切壁隣戸間界壁適用等級建築物客室室用途部 位適用等級遮音性能の水準性能水準の説明■遮音等級 JISA1419:建築物及び建築部材の空気音遮断性能の等級曲線平均音圧レベル差に関する遮音等級で、各周波数帯域で2dBを加えた数値が基準線を上回ったときの等級をいいます。フェローウォール(2重)フェローウォール(1重)遮音性能上特に優れている遮音性能上優れている遮音性能上標準的である遮音性能上やや劣る特級1級2級3級特別に高い性能が要求された場合の性能水準建築学会が推奨する好ましい性能水準一般的な性能水準やむを得ない場合に許容される性能水準388スライディングウォール
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