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資料□音響試験ホールイスは、採用される意匠や使用する材料により吸音率が異なってきます。一方、空席と着席時の吸音率差は少ない方が望ましいと言われています。ホールの特長に合わせたイスの吸音・残響性を音響計画とともに作り上げます。施設全体に影響する音響特性は、『JISA1409 残響室法吸音率の測定方法』に基づいて事前に測定することで、音響に関する整備と対策に役立ちます。測定条件試験体の客席イスは残響室中央付近の床面に配置し、その配列の四周は反射性の材料で覆い、囲いの高さは1mまでとする。4脚5列20席のイスに観客が座っていない状態(空席)と観客が着席している状態を測定条件とした。測定方法音源位置は2ヶ所とし、各々5ヶ所のマイクロホン位置で次の周波数を中心周波数とする1/3オクターブバンドについて残響時間の測定を行った。100Hz、125Hz、160Hz、200Hz、250Hz、315Hz、400Hz、500Hz、630Hz、800Hz、1000Hz、1250Hz、1600Hz、2000Hz、2500Hz、3150Hz、4000Hz、5000Hz吸音率の算出方法残響室にイスを配置していない空室状態の残響時間と、イスを配置した状態の残響時間から、次式によってイス一脚当りの等価吸音面積として算出した。A:イス一脚当りの等価吸音面積(m²)V:残響室容積(m³) c:空気中の音速(m/s)S:イスの脚数 c:331+0.6t t:気温(℃)T¹:イスを入れない状態における残響時間(s)T²:イスを配置した状態における残響時間(s)A55.3VcS=−1T21T1試験体③8076ED型ホール客席用椅子 座裏 スチールパンチング仕様 空席状態試験体③8076ED型ホール客席用椅子 座裏 スチールパンチング仕様 着席状態試験体②8076ED型ホール客席用椅子 座裏 合板仕様 空席状態試験体②8076ED型ホール客席用椅子 座裏 合板仕様 着席状態座席一脚当りの等価吸音面積(㎡)座席一脚当りの等価吸音面積(㎡)1/3 オクターブバンド中心周波数(㎐)1/3 オクターブバンド中心周波数(㎐)1.00.90.80.70.60.50.40.30.20.10.01.00.90.80.70.60.50.40.30.20.10.0125250500100020004000125250500100020004000試験体②8076ED型ホール客席用椅子 座裏 合板仕様 空席状態試験体②8076ED型ホール客席用椅子 座裏 合板仕様 着席状態座席一脚当りの等価吸音面積(㎡)座席一脚当りの等価吸音面積(㎡)1/3 オクターブバンド中心周波数(㎐)1/3 オクターブバンド中心周波数(㎐)0.90.80.70.60.50.40.30.20.10.01.00.90.80.70.60.50.40.30.20.10.0125250500100020004000125250500100020004000□床固定方法6535M8×65 ボルトアンカー埋込深さ 35mm以上M8六角ナットバネ座金平座金コンクリート床設置時φ8×60 六角タッピンネジバネ座金平座金※合板厚 30t以上1515木質製床設置時11080M8×110 全ネジボルト埋込深さ 80mmM8六角ナットバネ座金平座金接着系アンカー(改修工事などでコンクリート強度が落ちていると思われる時)コンクリート床設置時移動席設置時(コンクリート床)φ8×60 六角タッピンネジバネ座金平座金1212根太(合板厚さが30t以上取れない場合)木質製床設置時M8×25 鬼目ナットM8化粧ボルト1515移動席設置時(木質製床)●上記床固定方法は参考例です。状況に応じた最適な固定方法をおすすめします。担当者にお問い合わせください。●特に木質製床の場合、素材の仕様により強度・密度が異なるため注意が必要です。45劇場・ホール
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□サイトライン劇場やホール、講堂、議場などでは、使用目的にあわせて最適なレイアウトとサイトライン(観客の視線)の確保が求められます。施設の中心部断面図をもとにしてサイトラインを導き出し、視点と注目点を結ぶ視認性を検証することでより快適な空間をご提案します。視差プラス数値25°0°30°適正眼回転15°座位平常視線基準視線(頭部水平)観測点FL→視点(1150)25°0°30°適正眼回転15°座位平常視線基準視線(頭部水平)注目点舞台→最前列背後FL→舞台FL可視下限点レベルピッチレベルピッチ可視下限点舞台前→注目点舞台FL→注目点(115)背後→視点(220)前後ピッチ座高さ舞台FLFL視点46劇場・ホール
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